• 使用曲 : 弦楽セレナード
    (チャイコフスキー)

    「〇〇に恵まれなかったらオー人事」というスタッフサービスのCMをご存知でしょうか。ドラマティックな弦楽器の音色が印象的なのですが、これはチャイコフスキーの「弦楽セレナード」という曲です。CMでは面白い感じで使われているので、どんな曲か伝わりづらいかもしれませんが、全貌はとても透明感があり、美しい曲です。ぜひ一度聴いていただきたいです。

  • 使用曲 : ボレロ
    (ラヴェル)

    花王 ビオレのCMです。ボレロの曲に合わせて、イケメンダンサーに囲まれた渡辺直美が踊っています。ボレロは、ラヴェルが1928年に作曲したバレエ音楽。同じメロディが様々な楽器によって繰り返され、次第にダイナミックになっていきます。最後は爆発的な曲調で終わるのですが、オーケストラで演奏がする側は、そのダイナミクスの表現が難しいだろうなぁと感じます。

  • 使用曲 : 四季より春 第1楽章
    (ヴィヴァルディ)

    大正製薬 ライジンのCMです。ヴィヴァルディの「四季」の中でもとりわけ華やかな「春」の第1楽章が用いられています。「四季」はもちろん、夏、秋、冬と続くのですが、私は「冬」が一番好きです。ドラマティックで物哀しい弦楽器の旋律が透明感があってとても美しい曲です。

  • 使用曲 :オペラ「イーゴリ公」 から 「ダッタン人の踊り」
    (ボロディン)

    「ダッタン人の踊り」と聞くと、もっと動きのある曲を想像してしまうのですが、穏やかでこれも美しい曲です。ボロディンは19世紀に活躍したロシアの作曲家です。「ロシア国民楽派の5人組」(バラキレフ、ムソルグスキー、キュイ、リムスキー=コルサコフ、ボロディン)と呼ばれた作曲家の一人なのですが、なんと科学者でもあったそうです。

  • 使用曲 : くるみ割り人形
    (チャイコフスキー)

    セコムのCMです。メインはピアノですが、指パッチンや手拍子の音も使われていて、有名な曲でもアレンジ次第でこんなに印象を変えられるのかと驚かされました。特に頭の音がくるみをイメージした音のようにも聞こえて、おもしろいなと思います。